地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、岩国・柳井・周防大島・和木・大竹の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

岩国・柳井・周防大島・和木・大竹の地域情報サイト「まいぷれ」

岩国・柳井・周防大島・和木・大竹【まいぷれ編集部コラム】

7/30(火)料理のプロに学ぶ「和食の基本となる出汁」研修会を取材しました。

令和元年度 岩国市・和木町小学校教育研究会 家庭部会 夏期研修会

本日は和食の基本について学びます。

 

毎日暑い日が続きます。日差しが刺すように感じられ、日陰に入っても汗が止まりません。

さて、今回は夏休み期間中の小学校でお料理の研修会が行われるというので取材に参りました。
実はこの研修会、一般の方が参加できるものではなく岩国中央ロータリークラブさんが岩国市・和木町小学校教育研究会 家庭部会さんの依頼を受けて小学校の先生方向けに行った研修会なんです。
研修のテーマと小学校の先生方がどんな研修を受けてらっしゃるのかが気になって取材に伺いました。

研修会場は岩国市立通津小学校。

夏休み中のグラウンドでは子供たちがサッカーをしています。

今日も真夏日!花壇のひまわりもぐったりしています(-_-;)

講師はまいぷれ掲載店「季節料理 喜代」さんです。

 

会場の通津小学校家庭科室には男女合わせて18名の先生方が来校。岩国市・和木町小学校教育研究会 家庭部会長の宮井通津小学校校長、ロータリークラブの細川会長の簡単なご挨拶の後、早速本日の講師まいぷれの掲載店でもある岩国市麻里布町「季節料理 喜代」稲田博文さんによる講和が始まりました。

はじめに校長先生からご挨拶。

岩国中央ロータリークラブ細川会長(左)と同クラブ奉仕プロジェクト委員会白木委員長(右)

講師の「季節料理 喜代」稲田博文さん。

講和では日本食文化の成り立ちや日本料理がなぜ世界から注目されているのかといったとこから始まり、出汁の役割・重要性、出汁の種類やそれぞれの違いなどが分かりやすく語られ、昆布の種類や用途、値段の違いのくだりでは会場から「へ~!」の声が多数上がっていました。

会場の様子。

当日配られた資料。

「一口に昆布と言っても味や使い道、値段もさまざまです」

日頃の授業に活かせる内容もたくさん。

先生方も真剣に勉強中です。

いよいよ出汁づくり開始です。

 

30分の講話の後はいよいよ本日のメイン「一番だし」「お味噌汁」づくりです。一番だしの材料は水3リットル、昆布20グラム、かつお節100グラム。昆布を水に30分漬けた鍋に火を入れます。こじんまりした家庭科室に私も合わせて大人が25人、火が付いたコンロが4台。だんだんと暑くなって参りました(-_-;)

昆布はなるべく折ったり切ったりせず使うのがコツです。

だんだん泡が立ってきました。

泡が回り始めたら昆布を出し、火を止めます。

少し置いたら、続いてかつお節100グラムをどっさり投入。

すごい量!と香り!

かつお節が沈んだら、キッチンペーパーを被せたざるで濾してます。

見事な黄金色の一番だしが完成しました。

出した昆布とかつお節からは二番だしが取れます。

まずは何も足さずに味見をしてみます。

旨味と香りの濃さにビックリ!

学校中に立ち込める和風だしの香り

 

各テーブルで一番だしが完成すると部屋の中はもちろん、廊下にまで和風だしの良~い香りが…昆布だしのみとかつお節のみ、一番だしをそれぞれ試飲して味の違いがしっかり分かりました。これを基本に無形文化遺産にも登録された和食はなりたっているのですね。
さて、だしが取れたらお味噌汁と白米で試食会です。地元の豆腐とお味噌を使って地産地消!シンプルなお味噌汁で出汁の旨味をしっかり堪能しましょう。

本郷町の湧水とうふ。

周防大島産の大島みそ。

由宇町かわびしのみそは通津小学校の給食でも使用されています。

ご飯が炊けるタイミングぴったり。

お味噌汁も出来上がりました。

全員で「いただきます」

シンプルな献立ですが、和食と言えばお味噌汁と白飯です。

試食にも参加しました

 

みなさんのご厚意で私も試食させていただきました。シンプルだけどだしの旨味の濃い贅沢なお味噌汁でした。

ご飯に合う!調子に乗って由宇町と周防大島それぞれのお味噌汁を食べ比べし、ご飯を二杯いただいたのですっかりお腹いっぱいになってしまいました(^^♪

参加された先生方の感想

 

伝統的な日本人の食文化について学ぶことが出来、興味深かった。

授業ではお味噌汁はいりこ出汁を使うが、多様な出汁の種類があることを子供たちに伝えたい。

昆布の種類や用途、値段の違いなど子供たちも興味を持ちそうで授業に取り入れたい。

出汁のみで試飲することで味の違いがよく分かった。

プロに教えていただく機会はめったにないが、より多くの先生方に受けてもらいたい研修だった。

など、今後の授業に役立てていきたいという内容が多く聞かれました。

最後に皆さんで記念写真。

編集後記

 

日頃は子供たちに授業をしている先生方が、勉強をされている姿を見るのはとても新鮮でした。
私もいつもはついつい顆粒出汁を使っていましたが、今後はたまにはきちんと出汁を取って和食文化を愉しんでみようと思います。プロの和食料理人の方に教えていただける機会はめったにないですが、みなさんもこの記事を見て挑戦してみて下さいね。
この夏、親子で挑戦してお子さんの夏休みの自由研究にも良いかもしれないですよ。

 

講師をされた「季節料理 喜代」さんの情報はこちらからご覧いただけます。

この記事に関するキーワード

PICK UP 岩国・柳井・周防大島・和木・大竹のお店 ~グルメ~

  • 錦帯橋ダイニング桜

    錦帯橋ダイニング桜

    岩国市岩国1-1-7 岩国国際観光ホテル2階

    [ レストランダイニング(ランチ・ディナー) ]
    錦帯橋を眺めながらランチやディナーをゆっくりお楽しみ下さい♪

  • イタリアン&肉バル ルコワン

    イタリアン&肉バル ルコワン

    岩国市麻里布町3-1-28 1階

    [ イタリアン/ダイニング/バー ]
    コスパ◎で楽しめるイタリアン! 街角のお洒落なダイニングバー♪

  • カジュアルレストラン 鹿鳴館

    カジュアルレストラン 鹿鳴館

    岩国市麻里布町6-2-20 2階

    [ カジュアルレストラン(洋食・和食・フレンチなど) ]
    どんな時にも気軽に楽しめる、和洋折衷料理が自慢のレストラン!

  • 有限会社 たつの仔フーズ

    有限会社 たつの仔フーズ

    岩国市川西3-6-10

    [ 配達弁当・配食サービス ]
    天然出汁の旨味が光る美味しいお弁当・お食事をお届けします!!