岩国・柳井・周防大島・和木・大竹【まいぷれ編集部コラム】
ワーク・ライフ・バランスの重要性・多様性を尊重する職場環境への実現方法を分かりやすく解説。
内閣が働き方改革の実施を宣言し、日本人の働き方が見直されるようになってきました。そこで注目されるようになってきた「ワーク・ライフ・バランス」という言葉。皆さんは「ワーク・ライフ・バランス」の正しい意味をご存知ですか?また、職場で話題になったり話し合ったりする機会はありますか?
まいぷれ編集部でも何となくイメージは沸くけど、実のところ詳しい内容は???(-_-;) こうなればセミナーを取材させていただいて、正しく理解し積極的に職場に取り入れよう!ということで当日取材に伺うことにしました。
組織の持続的な成長のためには、生産性の向上と働きがいの創出が不可欠と言われています。ビジネス環境は大きく変化し、ライフスタイルの多様化や就業に対する価値観の変化など働く人の意識も多様化する中で、人材を育成し組織の業績を上げていくには何が必要か?経営戦略の視点からワーク・ライフ・バランスの重要性・多様性を尊重する職場環境への実現方法について、解説します。
立命館大学経営学部を卒業。商社からの内定を受けるが母親から懇願され、家業である従業員5人の鉄工所(現在のHILLTOP株式会社)に入社する。当初、大手自動車メーカーとの取引が売上の8割を占めるが、毎年繰り返されるコストダウン要求に嫌気がさし、自らの意思で取引を打ち切る。新たな顧客を求めて東奔西走する中で、変種変量生産システムである「HILLTOPシステム」を確立、24時間無人稼動の生産システムを実現する。こうしたシステムに支えられた、同社独自の“ロングテール型ビジネスモデル”は多くの顧客から支持を得ることとなり、現在の取引社数は2,000社を超える。また、京都試作ネットの設立にも参画、同ネットはものづくり企業の地域連携成功例として大きな注目を集めている。2002年度、2006年度「関西IT百選」最優秀企業、2008年度「京都中小企業優良企業表彰」を受ける。名古屋工業大学工学部非常勤講師、大阪大学非常勤講師など講師・講演活動も勤め現在に至る。自身も一級技能士。
日 時:令和元年7月29日(月)14:00から16:00(開場 13:30)
会 場:岩国市民文化会館 小ホール(岩国市山手町1-15-3)
講 師:HILLTOP株式会社 代表取締役 副社長 山本 昌作 氏
参加費:無料/要予約
詳細は下記をご覧ください。
http://www.city.iwakuni.lg.jp/soshiki/5/15532.html
さて当日、まいぷれカーを岩国市役所駐車場に停めて岩国市民文化会館へ。2018年夏にリニューアルされ、キレイになった市民文化会館。美しい外観はまるで美術館のようです。
2018年8月にリニューアルオープンした岩国市民文化会館。
ネットなどで事前に調べた情報ではワーク・ライフ・バランスとは「仕事と生活の調和」とのこと。
つまり「生活の充実によって仕事がはかどり、うまく進む」「仕事がうまくいけば、私生活も潤う」という仕事と生活の「相乗効果」のことを指すそうです。確かにその通りだけど、じゃあ具体的に何をすればいいの?簡単に実践できる?まずは講師の方のお話しを聞いてみましょう。
開始30分前。参加者さんがちらほらと。
会場に来られる参加者さんは、いかにも会社の社長さんや管理職といった雰囲気の方から若いビジネスマンなどさまざま。意外にも女性の参加者が多く、全体の3割は女性のように感じました。
開始5分前にはほぼ満席。やはり関心の高いテーマのようです。
はじめに主催の岩国市総務部人権課長さんのご挨拶。
京都に本社を置くHILLTOP株式会社副社長の山本昌作さんの口調は、柔らかい関西弁。時折笑いを誘うような小噺も交えた耳障りの良い内容でした。
講師のHILLTOP株式会社 副社長 山本昌作 氏
冒頭は先日安倍総理大臣の声がけにより政府専用機で中東を視察してきたお話から始まり、従業員3人の孫請け部品工場を今やウォルトディズニーカンパニーやNASA(アメリカ航空宇宙局)からの注文を受けるまでに変革・成長させた経緯を、山本氏の生い立ちや家庭環境、当時の時代背景などを絡めながら進みます。3年間利益が出ず食費も節約しながら理想を追い求めたお話や、B'zの稲葉浩志さんのマイクスタンドの秘話など、多岐にわたるエピソードの数々に会場全体が聞き入ってしまいました。
スライドの中に、B'zの文字とマイクスタンドが…?
過渡期に入社した強面社員も、今ではそれぞれ頼れるリーダーに。
「楽しくなければ、仕事じゃない!」の考え方のもと、多くのチャレンジや改革を行った結果、HILLTOP株式会社さんは社員一人一人が自分で考え前向きに仕事をする集団へと成長。その結果ワーク・ライフ・バランスのとれた職場が自然と実現できているとのことでした。
今回のセミナーはテーマが「ワーク・ライフ・バランス」ということで参加者もお勤めの方が大半でしたが、一般の方でも楽しく聞ける講話でした。すべて真似することは出来なくても、日々の仕事を少し見直したり、改善したりすることのきっかけになりそうです。
参加者に女性の方が多かったのも予想外で、岩国市でも女性の社会進出が着実に進んでいることを感じました。
岩国市総務部人権課さんでは、今後もワーク・ライフ・バランスや女性活躍推進に関する様々なセミナーやイベントを企画されています。
次回は8/29(木)に岩国市役所にて実践的なセミナーを無料で開催されるとのこと。先着25名とのことなので興味のある方は早めに参加申し込みしてくださいね。
次回セミナーの詳細は下記をご覧ください。
https://www.city.iwakuni.lg.jp/soshiki/5/30844.html
今回のセミナーような暮らしに役立つ行政情報や防災情報、地震・津波情報、国民保護情報、交通情報などが配信される岩国市市民メールは下記から登録できます。
岩国市山手町2-8-3
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