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Vol.02【2017年7月】代々『縁』を繋ぎ続けたお店

靴の大正堂

「バブル期は毎日、人の波があった」という麻里布町中通商店街の一角にある、大正時代から続くお店『靴の大正堂』。人々がショッピングモールへ買い物へ行くようになり、同規模のお店が少なくなる中、今も地域の方々に愛され続け営業しているこのお店の店主母娘にお話を伺った。

店主 杉田紀美さん 斐品カズ子さん

★大正堂の歴史を教えてください!

 創業は三代前。大正時代に創業したので『大正堂』という名前が付きました。最初は岩国町にお店を構えていましたが、当時、岩国地域を盛り上げていこうと活動していた方々からのお誘いや助言をいただき、今津の一番町商店街、中通商店街とお店を移転してきました。創業者、先代が『縁』を繋いできたからこそ、私たちが今もこの場所で営業を続けられています。

★永くお店を続けてきた秘訣はありますか?

 現在の経営体制になるまでは、週一回の店休日に仕入れをしていたので、年間を通して休みは、お盆・正月の一日ずつくらい。旅行に行くのも日帰りでした。先代が亡くなり、母娘でお店を経営するようになって、どうしたらこれからも大正堂があり続けられるのか、今後について見直す転機となり、結果、店休日や営業時間を変更し、家庭生活・体力に無理がないような体制にしました。移転や営業スタイルなど、時代に合わせてお店を変化させることにお客様が理解してくださったからこそ、お店が永く続いていると感じています。

仕入れ・在庫管理など全てに携わるからこそ、お客様により良いものをお届けできると話す娘の杉田紀美さん

縁あってお店の看板犬となったももちゃんと母、斐品カズ子さん

★娘さんは、大正堂に対してどんな思いがありますか?

 母の前では言いにくいのですが、幼い頃は「靴屋の娘」と言われることが正直イヤでした。大人になって、自分が家庭を持ち子育てをしていくうちに、祖父・両親が守ってきたものの大切さ、この場所に大正堂が存在することの感謝を深く実感し、気付けば私もお店に出るように(笑)。現在は「靴屋の娘」であることが私の誇りですね!

★お客様は何を求めてご来店されますか?

 大きなショッピングモールやデパートでも同じ商品を取り扱っているけれど、このお店で買うことに価値を感じて来店される方が多いです。合わせたい服はもちろん、シチュエーションや普段の生活などについて、たくさんお客様とお話した上で、以前講入されたものと重ならないように商品をお勧めします。ご来店された時に他の方の接客中だと、出直して来られる方が多いですね。靴を買いに来たのか、お話しに来たのか分からなくなることもよくあります!今ではお客様のご家族やご友人など、口コミで縁を繋いでいただき、若い主婦層のお客様も増えてきました。

★看板犬のももちゃんがかわいいですね♪

 ペットを飼うつもりはなかったのですが、この子も縁があってお店に来ました。寝ている時もありますが、起きている時は、ちゃんとお客様を入口までお迎えに行き、看板犬としての役割を果たしていますよ♪ももちゃんファンのお客様も多く、とてもかわいがってもらっています。

人通りは少ないが変わらず地域の方から愛されている商店街

小さい靴店ながら、品揃えは豊富。

季節や流行もしっかりとリサーチされている。

★今後お店はどのような存在でありたいと思いますか?

 遠くは島根県六日市や大竹の阿多田島から、電車やフェリーを乗り継いで来られるお客様もいらっしゃいます。車でも徒歩でも、どんな手段でも来店していただける岩国駅前にお店を構えているからこそ、来てくださるお客様がいる。今後この町がどのように移り変わっても、この場所にどーんとお店を構えていたい、そう考えています。「岩国駅前には大正堂がある」という安心感を持っていただける存在でありたいですね!