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Vol.01【2017年4月】創業50年!常連さんに育てられたお店

季節料理 喜代

麻里布第三街区公園、通称“はと公園”のそばにある「喜代」は、長く続く季節料理のお店。昼中は人通りも少ないこの街の中でも、夕暮れ時には日本酒好きな常連のお客様が集い、賑やかなトークが飛び交っている。駅前一円の飲食店の中で、地域活動の中心となって活躍するこの店の店主ご夫妻にお話を伺った。

大将 稲田博文さん  女将 稲田奈美さん

★創業されて何年ですか?

 先代である両親が広島から岩国へ来て喜代を創業し、昨年50周年を迎えました。私が先代から引き継ぎ、26年を過ぎました。喜びが代々続くようにと『喜代』という店名にしたそうです。

★お店を引き継いでから、苦労されたことはありますか?

 お店を継ぐと決め京都で修行を始めた2カ月後に先代である父が亡くなりお店の存続も難しい中、母と弟がなんとか切り盛りして営業していました。岩国に帰って来てから料理がまだまだの時も、常連のお客様が舌で先代の味を教えてくれ、勉強させてくれたからこそ、自分が成長できたと感じます。長い歴史の中で常に順風満帆ではなかったけれど、お客様に恵まれ、お店が困難な時もずっと通ってくれた常連さんや地域の人に支えられていたからここまで来れたと思っています。

★女将さんはどうでしたか?

 大将が京都に修行へ行くことになり、急な変化に戸惑いました。京都は水も冷たく冬も寒いので、岩国に帰るたび手荒れが酷くなっているのを見ては心配していました。それまでは会社勤めをしていて料理店と縁もなかったので、お店を継ぐことになってから生活がガラリと変わり、ついて行くのに必死でした。

お客様や料理人仲間に恵まれ自分が成長できたと話す大将の稲田博文さん

夕暮れ時、開店準備をする女将の稲田奈美さん

★お店のこだわりは?

 創業当時から、おでんと魚料理をメインに、なるべく地の物を使った料理をお出ししています。山口県、特に岩国では、安くて良いものが揃うので、新鮮な魚介類や採れたての山の幸を、素材本来の旨味を生かした地産地消ならではの料理に仕上げ、お客様に食べていただいています。

★人気のメニューやお一人様の予算は?

 おまかせで注文される方が多いですね。常連さんはだいたい好みや召し上がる量が分かるので、その日の品揃えに合わせてこんなものは?といった感じでお伺いし、食べていただきます。お一人様の予算はお酒を召し上がる量によって違いますが、だいたい4千円程度でしょうか?宴会などのコース料理は6千円くらいから承っています。

★最近はどんな方が来られますか?

 常連さんだけでなく、ネットで見たという若い方が増えてきました。岩国の地酒が有名になってきて、出張中の方や、女性同士のお客様も多くなりましたね。最近の若い方はとても素直にお料理を喜んでくれて、出し甲斐があります。上手にシェアしてお刺身盛り合わせなど召し上がってくださって、私達が若い頃にはなかったなと感じてます。

一年を通して食べられる喜代名物「おでん」など、地の物を使った料理が楽しめる

料理人の純さん。喜代で修行して、岩国で店を構える料理人も多い

日本酒を楽しみに来られるお客様も納得の品揃え

★次世代へのPRとしてどんな活動をされていますか?

 「地域一丸となって岩国を盛り上げていこう」という同じ気持ちを持った飲食店同志で岩祭会というグループを立ち上げ、6年になります。地の物を使った料理を広めることで、岩国の良さをアピールできればいいなと思っています。

★6年間やって来られてどうでしたか?

 それまで協力して活動できる機会がなかったので、岩祭会を立ち上げたことは自分にとっても大きなことでした。お互い切磋琢磨して良い料理を作り、祭りで出店することにより地域の活性化にも繋がっていると感じます。

★今後会に期待することは?

 会自体の知名度も上がるにつれ活動の幅も広がり、若いスタッフから新しい取り組みや提案なども聞けるようになってきました。活動が地域活性化へのエネルギーを生み出し、次の世代にバトンタッチしていく「かけはし」になればと、今後もサポートをしていくつもりです。