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《居酒屋 一心》今夜ももう一杯! 小さなふれあいがたくさん集まる居酒屋♪

居酒屋 一心  店主 中村公明さん【2019年1月】

大竹駅から徒歩3分。店頭にぶら下がる赤い提灯が昭和時代にタイムスリップしたような居酒屋『一心』。年季の入った提灯が、地域に根付いた居酒屋さんである事を物語っている。経済的な効率や組織の規律が優先される現代社会で、何気なく来れて1杯だけでも帰れる、抜群の居心地の良さを持つこのお店の店主にお話を伺った。

★お店をはじめたきっかけは?

 両親が切り盛りしていた居酒屋を引き継いで、仕事をしながら兼業でやりはじめたのがきっかけ。調理師免許はサラリーマン時代に取得していたので、一般的なメニューから他では食べられないお店オリジナル料理など、とにかく安く提供したいという気持ちを忘れずに持って、当初より営業しています。仕事帰りのお父さんや近所のご夫婦など常連さんが増えるにつれて、このお店だけでやっていく事になりました。狭いお店なので団体さんが入るとぎゅうぎゅうになってしまいますが、常連さんは「今日は席が空いてる?」って裏から覗いてくれます。

★このお店のいいところは?

 なんといっても居心地の良さでしょう!話したい時は話し、一人で飲みたい時は一人で、安く美味しいものが食べられる。嫌な気分を吐き出したい時も、スタッフと話したりテレビを見ながら気持ちを落ち着かせる。女性の一人飲みのお客さんや出張中の男性など、どんな方でもふらっと入り、肩を並べて飲める『雰囲気』がこのお店の自慢です!

店主 中村公明さん

とにかく楽しくワイワイ飲みたい!と釣り大会、合コン、花見など主催することもある。

時には店主自ら船に乗り釣り上げた魚も! バラエティ豊富な一心の料理!

★大竹の夜を盛り上げるイベントにも参加されていますね!

 周辺のお店が盛り上がるのと同時に一心に来るきっかけになればと思い、商工会議所主催の、「おおたけバル」「おおたけはしご酒」に参加しました。ドリンク1杯とちょっとした食事がセットになったお得なチケットを持って、大竹のお店をはしごする企画です。このイベントから、うちに通ってくれるようになったお客さんも多いですよ!

★反対に苦労された事などは?

 特にないですね。お客さんとも連絡したら来てくれるような人間関係が築けているので…。初めて来てくれた方ともSNSでつながりを持って、店を身近に感じてもらえています。寒い日には『○○円で鍋食べ飲み放題』なんて企画を発信するとすぐにお客さんが集まってくれ、ありがたい事です!  とにかく、自分自身が人と集まってワイワイ飲むのが好き、楽しい事が好きなので(笑)。カープグッズがたくさん飾ってあり、カープびいきのお店と思われている方も多いですが、カープだけでなく、阪神・巨人ファンの方も来られて、シーズン中は一緒にテレビで野球観戦をしています!どこの球団のファンでも、楽しく本音をぶつけ合いながら飲める場所が地元にあるという事は、とっても良いコトですね!

週末となると満席でお断りすることも…。

ラーメンやもつ鍋等、心ぽかぽかあったかメニューも揃っています!

らっと引き寄せられてしまう、静かな街の中に佇む赤提灯。一杯だけ、ラーメンだけでも気軽に入れます。

★店でのオススメの過ごし方は?

 大勢で来て宴会もいいですが、やっぱりカウンターでの一人飲みですかね!?一人だと入りづらいとか、敷居が高いとか言われたりもしますが、座ってみると、隣のお客さんがおすすめの一品を教えてくれたり、ちょっとした会話、ちょっとした笑い、ちょっとした楽しさ・感動、そんな小さなふれあいがたくさんあります。狭い場所だからこそ自然と人とふれあい、会話が弾み、笑顔が生まれています。

★スタッフの皆さんも、明るくてイキイキとしている子がたくさんですね!

 うちの店で働きたいって若い子がたくさん来てくれています。人数多くてシフトに入れないなんて事も…。人手不足で営業できない、店が回らないなんて話もよく聞くので、本当にありがたい事ですね!

★これからの夢は?

 大竹は船乗りさんや仕事の出張で訪れる方が多い街ですが、宿泊施設が無いのが残念…。宝くじでも当たれば、ビジネスホテルなんて建てたいですね!大竹に滞在する方、住んでいる方みんなが、一心の赤提灯に引き寄せられていつの間にかカウンターに座っている。ずっとそんなお店であり続けたいと思っています。

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